沖縄旅行の最終日は、牧志商店街をふらりと歩いてパラソル通りでコーヒー休憩をした後、宿泊しているホテル(ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄)まで一旦戻ってきました。その時、ホテル正面の道路を渡ってすぐのところにある「壺屋やちむん通り」の入口が目に入り、なんとなく見に行ってみることにしました。
旅の達人に「雰囲気があっていいよ~」と聞いていた通り、石垣や赤瓦など沖縄の昔ながらのお屋敷と青空の風景がとっても素敵。お散歩しているだけでも、なんだか気持ちがのんびりゆるんでいく…。
通り一本入るだけでこの空気感。暑いけど来てよかった~!そんな風に思いました。行ってみようかな、どうしようかな。と思っている人は、絶対行ってみたほうがいいですよ♡
この記事では、壺屋やちむん通りにあるおすすめの人気店や見どころ、楽しみ方などを詳しくご紹介します。
壺屋やちむん通りとは?
やちむんとは?
「やちむん」とは沖縄伝統工芸の焼物のこと。厚みのあるぽってりとした形状と鮮やかな絵柄、やさしくあたたかみのある雰囲気が特徴です。
普段使いできるかわいい陶器は「自分みやげ」としても人気なのだそう。たしかに、見ているとあれこれ欲しくなってくる…。
ここ「壺屋やちむん通り」は、1862年に琉球政府が各地に散らばっていた窯場を集めて始まった場所。工房によって様々な作風の個性豊かな作品に出会えます。
壺屋やちむん通りへの行き方・アクセス
壺屋やちむん通りへは、那覇空港から車で約20分。沖縄自動車道 那覇ICから車で約20分です。公共交通機関を利用して行く場合は、ゆいレール「牧志駅」から徒歩約15分。バス停「壺屋」からは徒歩約1分です ( 17番石嶺開南線、30番泡瀬東線、31番泡瀬西線、55番牧港線、112番国体道路線) 。
壺屋やちむん通りの場所・地図
通りは一方通行なので、車の場合は壺屋陶芸センターのところから入りましょう。
沖縄県那覇市壺屋1丁目9−1
壺屋やちむん通りマップが便利
壺屋やちむん通りマップには、やちむんを販売しているお店の他、名所や工房(窯元)なども載っているんです。メイン通りだけではなく、窯元や戦前から残る風景を見ながらの【歴史散策】ができるのも、このやちむん通りの魅力。
このマップは、やちむん通りの店舗に無料配布物として置いてあるので、ぜひ最初に手に入れてくださいね。
駐車場・有料コインパーキング
駐車場はやちむん通り内に2ヶ所あって、どちらも有料駐車場になります。あとは、各店舗で数台の駐車スペースがある場合があるので、それぞれの店舗のホームページなどでご確認を。
やちむん通りは一方通行で、国際通り側(平和通りやハイアットリージェンシーホテルのある方)が入口。ひめゆり通り(上のマップだと右手側)からは進入禁止ですのでご注意くださいね。
入口から一番近い駐車場は、やちむん通りに入ってすぐの壺屋焼物博物館の隣にあります。
営業時間
営業時間は店舗によって異なります。だいたいのお店が10時からの営業で、早いところだと9時からやっているお店も。詳しくは壺屋やちむん通りの公式サイトで確認してみてください。
やちむんの器・雑貨 おすすめのお店
まずは、日常使いできる素敵なやちむんの器などを揃える、女性に人気のおしゃれなお店をご紹介♡かわいいお店がいっぱいで、自分みやげがどんどん増えそうです。笑
ヤッチとムーン
やちむんを中心に、木工やガラス細工、アクサセリーなど様々なアイテムを取り扱っているセレクトショップ「ヤッチとムーン」。このお店はとても人気らしく、オープンしたばかりの時間だったにも関わらず、店内が人でいっぱい!
かわいいくまちゃんがお出迎え♡色とりどりの可愛いやちむん食器がたくさんありました。くまちゃん柄に惹かれる…。
UTSUWA チャタロウ
沖縄県内だけではなく全国をまわって集めた陶器やオリジナルの陶器、木のものセレクト雑貨などが揃うお店「うつわ チャタロウ」。ヘアアクセサリーなども可愛い。外観がおしゃれなので、外のベンチで写真を撮ってインスタにアップするひとも。
craft house Sprout
熟練の職人さんが手掛ける伝統的なやちむんから、県内の若手作家が制作する作品まで幅広い品揃えが魅力の「craft house Sprout(クラフトハウス スプラウト)」。車椅子やベビーカーにも対応していて気軽に入りやすいお店。数年前のインスタ投稿ですが。コーヒー豆柄とか、もう可愛すぎるし。いろんな出会いがありそうです。
guma guwa(グマーグワー)
窯元・育陶園が手掛けるブランドショップ「guma guwa(グマーグワー)」は、「朝」をテーマにした器を中心に揃えるお店。育陶園の若手女性職人さんが中心となって制作している器は、淡いふんわりとしたカラーを基調とした優しいテイストの作品がたくさん♡
本気のお土産にはシーサーを
おしゃれなやちむんの器もいいけれど「本気土産」としてシーサーの置物はいかがでしょうか。いろんなシーサーがよりどりみどり。国際通りのお土産物やさんにもシーサーのお土産物はたくさんありますが、窯元で作られている作品を見るなら、少し歩いてやちむん通りまで足を伸ばすといいかも。
人間国宝の金城次郎先生・金城敏男先生の作品も販売しています。すごいね。
シーサー作り体験
裏路地にひっそりと佇む赤瓦の工房「育陶園やちむん道場」では、シーサー作りやロクロを使った器作りを体験できます。講師がついて教えてくれて、ひとりでも、家族や友人と一緒でも、子供だけでも手軽に体験できるのだそう。これは楽しそう!
ランチ・カフェ
壺屋やちむん通りにはカフェやランチをする飲食店もあるのですが、路地にあったりもするので、事前にMAPでチェックしておくといいですね。
琉球料理ぬちがふぅ
重要文化財に指定されている古民家で琉球料理が楽しめるお店「ぬちがふぅ(命果報)」。
ランチタイムは11時~14時。その後14時~17時はアフタヌーンティーの時間になり、17時からのディーナタイムは完全予約制になります。今回はこのお店の存在を思い出せなかったんだけど、次にハイアットリージェンシー那覇沖縄に泊まったときには、ぜひここで食事をしたい!
うちなー茶屋&ギャラリーぶくぶく
琉球王朝時代から伝わる伝統茶のぶくぶく茶をいただけるお店「うちなー茶屋&ギャラリーぶくぶく」。
行列必至の人気店なのだけれど、早い時間だったからかすぐに入店することができました。ぶくぶく茶をいただいてきたので、こちらは別記事で詳しく書きますね!
【2019年8月20日 更新】
「うちなー茶屋&ギャラリーぶくぶく」について、こちらの記事で詳しくレビューしています?
壺屋やむちん通りにあるカフェ「うちなー茶屋&ギャラリーぶくぶくで幸せを呼ぶ沖縄の伝統茶「ぶくぶく茶」をいただきてきました。
散策だけでも楽しい♪
今回は最終日の午前中、チェックアウトまでの時間にホテル周辺を散策していた中で「壺屋やちむん通り」に行ったので、お店をサッとのぞいたりする程度だったのですが、散策するだけでも十分楽しめましたよ。
趣ある町並み
のんびりまったりとした空気感。
にぎやかな国際通りからほど近い場所にありながら、この感じはすごいです。
さらに静かな路地(すーじぐゎー)に入っていくと、離島にいるような感覚になる…。
季節ごとの樹や花の彩り
路地を歩くときには目線を上や下に動かすと、古い町並みに溶け込むように咲いている色鮮やかな花が楽しませてくれます。
季節ごとに変わる樹木や花たちによる自然の飾りつけも、やちむん通りの見どころのひとつです。
東(アガリ)ヌガー
国際通り方面の壺屋陶芸センターからやちむん通りに入り、反対側のひめゆり通りまで歩いていくと「東(アガリ)ヌガー」という井戸があります。
ここはパワースポットかも…。
この共同井戸は村ができて最初に掘られた井戸だと言われているそう。
今現在もこんこんと水が湧き出ています。
井戸の裏にはシーサーが。表通りをまっすぐ歩いてきて、ここでまた地図を確認して裏路地をいろいろと散策してみるのはおもしろいと思いますよ。
まとめ。
壺屋やちむん通りは、器好きな人がお買い物をするだけの場所だと思っていたけど。やちむんの器や作品などを見るだけではなく、シーサー作りや陶芸を体験したり、ランチやお茶をしたり、裏路地を散歩したり、焼物博物館なんかも見て回ったら半日くらいは余裕で楽しめるかも。
もしかしたら、焼物には興味がない、とスルーしている人もいるかもしれないけど。那覇・国際通りを観光してまわるなら、壺屋やちむん通りも見てみると楽しいと思います。
牧志公設市場から徒歩約5分。国際通りのむつみ橋交差点からでも徒歩で約10分くらいですので、ぜひ♡
わたしもこうやってブログ記事を書いてまとめていたら、もっといろんなところを詳しく見てみたい、体験してみたいと思いました。また次回行ったときには、もう少し深堀りしてみよう♪
壺屋やちむん通り 詳細情報
エリア | 那覇・国際通りエリア |
住所 | 沖縄県那覇市壺屋1丁目9−1(壺屋陶芸センター) |
アクセス | 車:那覇空港から約20分、沖縄自動車道 那覇ICから約20分 ゆいレール: 牧志駅から徒歩約15分 バス:壺屋バス停下車徒歩約1分 |
駐車場 | なし(有料パーキングあり) |